キッズサマーニット(その1)

子供用のサマーニットカーディガンを編みました。
前歯の抜けている小1の孫へのプレゼントです。
サイズのフィット具合はこんな感じ、まずまずでしょうか。
大元のデザインはこれです。
Amazonで“classic knitts”と検索すれば、下記本がKindle版で1130円で購入できます。その中の「Corsage」が上の作品です。ただし、パターンや図面に誤りがあるので、それを見ずに写真だけ見て自分で考えて編む方がやり易いと思います。
まず基本となる編み地ですが、ガーター編みの両側にすべり目で作る2目の縦リブが入ります。このリブの2目は、表面(おもてめんrightside)を編むときは普通の表編み(knit)ですが、裏面(うらめんwrongside)を編むときは「糸を手前に置いて裏編み(purl)のように針を入れて」滑らせ(slip)ます。ガーターの目は表面でも裏面でも表編みですから、結局、表面は全ての目で表編み(knit)、裏面はリブのところだけ滑り目(slip)であとは表編み(knit)ということになります。

なお、編み始めと編み終わりをリブにするので、始めのリブは編み始めに端の目を1目足して3目に、終わりのリブも編み終わりに端の目を1目足して3目とします。この各段の最初と最後の1目(端の目)は、表面の時でも裏面の時でも、編み始めは滑り目(slip)で編み終わりは表編み(knit)で編みます。なので、ある段の最初と最後のリブ目(3目)でいうと、表面の最初は、slip、knit、knit、最後はknit、knit、knit、裏面の最初は、slip、slip、slip、最後はslip、slip、knitとなります。編みながら気をつけるのはこの最初と最後の3目づつだけです。

下に図を示します。編み図ではありません。表面の出来上がりの感じを表しています。
さて、編み方ですが、
まず①のように2つの玉で、ジュディのマジックループを2つ作ります。これが左右のストラップになります。

さらに②のように2玉加えて4玉で左右ストラップの前後を編んでいきます。
ストラップの長さが、後身頃をつなげる位置まで達したら、③のように針の先端に作り目をして後ろのストラップの左右ををつなぎます。この時、右後のストラップを編んでいた糸玉は切り外します。


続いて、ストラップの長さが、前身頃を伸ばす位置まで達したら、④のように針の先端に作り目をして右前のストラップを伸ばして右前身頃を作ります。次にリターンして裏面を編み進み、⑤のように左前のストラップを針の先端に作り目をして伸ばして左前身頃を作ります。左前ストラップを編み始めるときには、ストラップの向こう端に付いている玉を切って外し、その玉の糸を付けて編み始めます。


以降はこの位置(左前身頃の端)をスタート位置とします。そして、前身頃を伸ばした段のあたりから、増し目を入れて、前後身頃を広げていきます。袖ぐりを編んでいることになります。その状態が⑥です。
写真をお目にかけましょう。上の図でいうと、③と⑥の状態の写真です。
身頃の幅が希望の長さに達したら脇の下をつなぎます。これで3玉が1玉になり、編みやすくなります。

編み進んで、裾のスリットを入れる位置まできたら、スリットを入れながら全パネル(5個)を同時に5玉で編むのではなく、1パネルづつ、左前身頃、左横、後ろ身頃、右横、右前身頃の順に編み終えて伏せ止めしていきます。なので玉は1つしか使いません。下の写真は左横まで編んだところです。
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