下田直子さんの「かんたんニット」という本です。この中の1つを編んでから編み物にハマりました。素晴らしい本です。
ガーター編み地の丸ヨークでカーディガンを編むというものです。シンプルなんですがステキなデザインで、かつ色々な大きさの編み図が載っていたり、ちょっとした応用で全く雰囲気の変わるものになるという事が分かり、初心者には嬉しい教本です。
ちょうど10年前の発売ですが、今でもAmazonで買うことができます。素晴らしいのでロングセラーなんですね。
編み方は、まず袖を袖口から編んで編み終わりの目を別糸で休めておきます。次に胴部を裾から脇の下まで編んだら、前見頃と後ろ身頃の間に休めていた袖の目を拾ってからヨークを編み始めます。減目でヨークを編んだら襟口で伏せ目をして終了するという、まさにボトムアップの立体編みです。
10年前、超初心者だった私は、この本の編み図と首っ引きで1枚のカーディガンを編みました。この時初めて輪針を買いました。
あれから10年、初心者ではなくなったので、下田さんの作品を今度はトップダウンで編んでみたいと思います。
選んだのは孫用で、こちらのkids用サイズ110cm。下田さんの本からはヨークの寸法だけいただきます。作りたいのは120~130cmなので若干大きめにして以下のように決めました。
毛糸はユザワヤ(ワールドフェスタ)「パウダーグラデーション」。ウールとアクリルが半々で、標準ゲージが18目25段です。安売りしてたので4種類の色を買ってきました。そのうちの緑(色番8)です。これを8号針で実際にガーター編みしたゲージで目数、段数を決めました。最初別なものを編もうとしていたのでゲージが正確に出せたのです。
さて、トップダウンで丸ヨークをどうやるか、つまり増し目をどう入れるかですが、以前に考えた様に(Lace Yoke Top やNejiNeji)、途中の数段に集中させて入れます。
具体的には、下図のように、最初の1cm(大人用は1.5~2cm)は増し目を入れず、以降の段を等分して4つの段で増し目を入れます。最終的には180–54=126目なのでこれを4で割ると増し目段では31~32目増やすことになります。そこで具体的に下図のようなメモを作っておきます。
増し目を入れる時に、1つのパターンを繰り返すので、このパターンを決めておきます。それが( )の中数字です。
例えば18段目は、86目の中に32目増し目して117目にするのですが、
32/86=2/xとしてxを求めるとx=5.4となります。
つまり5.4目編むうちに2目増し目するというのがパターンになります。5.4目というのは実際はないので「5目編むうちに2目増し目を入れる」とします。
具体的には、例えば以下のようなパターンを繰り返します。当然5.4を5にしてるので、正確な増し目数32目になりません。18段目の編み終わりに近づいたら増し目を増やすなり減らすなりして117目になるように調節してください。
なお、上のメモで、18段目を17 段目に直しているのは、増し目を入れる段を表面か裏面かどちらかに揃えるためです。これは見栄えの問題です。ここでは表か裏かどちらか分かりませんが奇数段に揃えました。
例えば18段目は、86目の中に32目増し目して117目にするのですが、
32/86=2/xとしてxを求めるとx=5.4となります。
つまり5.4目編むうちに2目増し目するというのがパターンになります。5.4目というのは実際はないので「5目編むうちに2目増し目を入れる」とします。
具体的には、例えば以下のようなパターンを繰り返します。当然5.4を5にしてるので、正確な増し目数32目になりません。18段目の編み終わりに近づいたら増し目を増やすなり減らすなりして117目になるように調節してください。
なお、上のメモで、18段目を17 段目に直しているのは、増し目を入れる段を表面か裏面かどちらかに揃えるためです。これは見栄えの問題です。ここでは表か裏かどちらか分かりませんが奇数段に揃えました。
ここまでメモを作るのがちょっとめんどうですが、作ってしまえば後は楽チンで丸ヨークが出来上がります。
出来上がりの写真です。輪針が短いのでうねっていますが、綺麗に丸ヨークになっています。
次からは、袖の目を休めて胴部の編みに入っていきます。
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