襟ぐりの増し目
袖ぐりの高さが15cmまで編めました。肩までの輪編みと身頃を分けてからの裏表編みとで、ベージュ色の鎖目の太さが変わるのではないかと心配しましたが、特に気になるほどの違いは出ませんでした。それよりも違いが出るのは、輪編みだとねじれてきますが、裏表編みだとねじれないことです。写真のように、ネック部は線がねじれて斜めになっています。つまり、ブリオッシュを輪編みすると編みグセによってはねじれるが、裏表編みならどんな編みグセがあってもねじれないということなんですね。身頃の幅は40cmでした。
袖ぐりの部分を拡大すると、下図のように縁の目が綺麗に揃っていません。編む時にどう編んでいいかわからずに適当に編んだからです。あとで目を拾って袖の縁を付けるので、まあいいとしました。
さてこのあたりから増し目の入れ方を考えておきます。身頃の幅を44cmにするには、片側であと2cm増やします。編み上がったところでゲージを測ると、2cm幅は4目なので、脇の下に達する直前に、下図のように4目増やします。測ったゲージでは、4段で1.5cmなので、脇の下の1.5cm手前から増し目を入れることになります。図中の黒丸はベージュ色の鎖目の、見える1段を表しています。見えるのは1段でも、編むのは2段です。袖ぐりの深さ(=脇の下までの深さ)、は予定より大きめに21〜22cmぐらいにすることにします。つまりあと5cm編んだら増し目を入れることになります。
下の写真は、増し目を入れ終わったところです。
写真の右上を拡大すると
この次の段から輪編みにします。2色の糸で交互に1段づつ編んでいるので、輪につながるのは3周目からです。輪で数周編んでところが下の写真です。ここは、編み始めではない脇の下の位置です。模様はうまくつながりました。
編み始めの位置(糸の色を変えるところ)では、下の写真の右側のように、ベージュ色の鎖目が隣り合わせで2目になったので、無理やり2目1度で1目にしました(矢印)。
袖ぐりの縁
さて脇の下を通り過ぎて胴体まで編み進めたので、ここで先に、袖ぐりの縁を編むことにしました。ブリオッシュ編みで全体に厚みがあるので、ここだけ薄くするのも変だと思い、単色のブリオッシュ編みにしました。単色のブリオッシュ編みは2周で1セットなので、拾い目、準備周、ブリオッシュ編み4セット、最後に緩めに伏せ目、としました。ブリオッシュ編みをのばした状態にしたかったので、目数は少なめにと、縁の目を1/2ぐらいで拾って、56目でやりました。それが下の写真の左側です。
この縁の高さを測ったら17cmしかありませんでした。いくらゆるめにやっても普通の伏せ目では広がる限界があり写真のように先すぼみになってしまったからです。糸に針を付けて、ちゃんとしたゴム編み止めをやればいいのですが、私はそれが大の苦手で、何度やってもうまくいかないのでやりたくありません。そこで、編みなおしました。実ゲージから計算して76目で編んだのが右の写真です。今度は縁の高さが21cmになりました。デザイン的には、のびたブリオッシュ編みの方がスッキリするのですが、ゆるい伏せ止めができないので、やむをえません。
胴部
そしてしばらく胴体を編み進んだところが、下の写真です。脇の下を過ぎて輪編みになったところから、今度はねじれて模様が斜めにならないように気をつけて編んでいます。具体的には、緑色で編むブリオッシュ裏編みの周で、引っ張らないようにゆるめに編んでいます。結果は、もうちょっと編まないとなんとも言えません。
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