作り目と襟ぐり

トップダウンで編む場合、どんな襟ぐりにするときにはどんな作り目をして編み始めるか、を決めるために私が考えていることを整理すると、下のように作り目と袖の表になります。丸に斜線は首を上から見たところです。また、小さな点は増し目を入れるところを表しています。作り目の欄の一番下は肩の線を作り目にすることです。
一言で言うと、作り目が大きいと、増し目をしてつくり込む襟ぐりの部分が少ないので、編むのが簡単になります。反対に作り目が小さくなればなるほど、増し目をしてつくり込む襟ぐりの部分が多くなるので編むのが難しくなりますがそのかわり襟ぐりの形の自由度は上がります。
丸ヨークを別にすれば、次のように言えると思います。
簡単に作りたいなら
        作り目を襟ぐり周長で作って、ラグラン袖にします
前襟ぐりが首にくっつくのを避けたいなら
        ラグラン袖にして肩幅を大きくとります(肩をはさんだラグラン線の間隔を広げる)
         または、作り目を短くして前襟ぐりを増し目で作ります(ラグランorセットインスリーブ)
前襟ぐりの形を自在に作りたいなら
        セットインスリーブにします
ということで、どんなものでもトップダウンで編めますよ!ということをアッピールしている私のブログの例題は、どうしてもセットインスリーブが多くなるわけです。特に夏物は、襟ぐりを開けたいので。
ついには肩線を作り目にすることで、後ろ襟ぐりも自由に作れる編み方まで見つけたという次第です。
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