襟の縁編みからプルオーバー(その3)

右袖を編み終わりました。

袖の下側を鹿の子編みにして、袖の先端でメリヤス編みと半々になるように増やしていきました。
まず、別糸に休めていた袖の目(60目)に輪針を通して別糸を抜きます。

新糸をつけて、胴体の作り目して増やした6目の片側3目を拾ってから1周目を編み始めます。1周して脇の下に戻ってきたら、最後にまた作り目した3目を拾って66目にして1周終わりです。次の周から普通に編み進みます。

拾った6目は下の写真のように鹿の子に編みます。

寸法は自由に決めて下さい。私は下図のように設計しました。


袖の長さは40cmで、袖口7cmは2目ゴム編み。33周/10cmのゲージからゴム編みまでが110周となります。
袖口は20cm周で、22目/10cmのゲージから44目となりますが、その半分まで鹿の子編みとします。
次に袖の絞り方と鹿の子の増やし方を計算します。

袖の絞りは、110周で22目減らしとなるので、2目減/1周を11回入れます。

メリヤス編みの鹿の子への変更は110周で38目(=66-6-22)となるので、2目変更/周を19回やります。

これらを下図のように、周毎にメモにしておきます。
袖の絞りは丸印の周でやります。周の編み始めと編み終わりを2目1度で減らします。
メリヤス編みを鹿の子編みにに変えるのは三角印の周でやります。メリヤスと鹿の子の境い目にマーカーを入れておくと間違えずに編めます。

1周編んだら斜線で消していきます。もう片袖を編むときにもこれを使って全く同じになるように編んでいきます。

110周編んだら、2目ゴム編みを22周編んで23周目に伏せ止め(ゴム編み止め)します。

伏せ止めは、読者の方から教えていただいたこのやり方が最高です。次の目を編む前に針をクルッと一周させるだけなのですが、不思議なことにこれだけで十分な伸縮性が確保されます。
ゴム編みなので、表目を編むときは時計回りに、裏目を編むときは反時計回りに針を回します。
片袖で1.5玉使いました。
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