ボタンスループルオーバーSpringLACE(その1)

毛糸

毛糸は、鎌倉の毛糸屋さんMARGEというお店で買いました。グレーの糸に細いチャコールグレーの糸がが絡んでいます。太さは中細ぐらいでしょうか。30gを9玉買いました。足りなくなってもこのお店なら、頼めば作ってくれるので便利です。

作り目

さて、襟の寸法から、作り目を決めます。

下図の①で、襟の寸法と目数を決めました。ゲージは糸に書いてあった数値20目/10cmを使いました。もともとエイヤーで決めている寸法なので実際にゲージが多少狂っても問題にはなりません。襟ぐりは、前側がやや大きくなるようにしました。

②で、ラグラン袖を決めます。これもエイヤー。

③で、ラグラン線(2目にしました)と前立て(7目にしました)を考慮して、前身頃、後身頃、袖の目数を確定します。

後身頃34目、袖10目、前身頃20目、前立7目となりました。ラグラン線分も入れて全部で116目です。身頃と袖は、かけ目や2目1度が入ったレース模様が入るので、偶数になるようにしてください。

襟口

ここから編み始めです。5号針を使います。

まず指でかける作り目を116目作り、2目ゴム編みを6段編みます。ただし、前立として、両端7目はガーター編みです。

ヨーク開始

次の段は、ヨークのレース模様編みの1段目です。マーカーを入れ、ラグラン線の両側に最初の増し目を入れながらレース模様を編んでいきます。両端はガーター編みを忘れずに。増し目は、ラグラン線の右側がM1R、左側がM1Lです。マーカーはラグラン線の前後で、下図のように入れます。

編み始める前に、レース模様の不変区域での模様を忘れないように、次のようなメモを作っておきます。まず表段の左前身頃ですが、最初の目をかけ目と決めたら、20目なので最後は表編みで終わります。同じように、左袖から右前身頃まで決めていきます。裏段は表段から自動的に決まります。要するに、身頃や袖のそれぞれのゾーンで、順番通りに模様を入れて行って、その始めと終わりの模様だけ書いておきます。4目2段の組み合わせがあっていれば、どっからスタートさせてもかまいません。ただそれを忘れないようにという事でメモしておきます。

ヨーク編み進み

増し目は、ラグラン線の両側に、1段おきにつまり表段の時に、入れていきます。下図は3段目(表段)と4段目(裏段)の左前ラグラン線に編み近づいたところを表しています。➕が増し目です。まず3段目で、マーカー①まで来た時に、マーカー②との間に何を入れるかです。順番で行くとAは◯ですがBは➕なのでAに◯は入れられず(目数が増えてしまうから)、| を入れます。次に、4段目で、マーカー④まで来た時には、Dは増し目ではないので、順番通りに、Cは◯、Dは/を入れます。

ボタン穴

このように、増し目をしながらヨークでレース模様を編んでいきますが、右前立てのガーター編みにボタン穴を入れるのを忘れずに。表段の最後のガーター編みに来たら、7目あるうちの3、4目目を2目1度にして次にかけ目を入れてボタン穴にします。ボタン穴はまず1段目に入れて、12段おきに入れるので、次は13段目です。

で26段まで編んだところが下の写真です。やっぱりラグラン線の所で角ばっています。
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