簡単ニット夏のRen(その1)


ISSUU

ISSUUというサイトは、デジタルマガジンの投稿サイトですが、ものすごいです。サイト内でknittingと検索しただけで、世界中の編み物雑誌が出てきてそれを読むことができます。本来は、誰でも自分のマガジンを簡単に発行できますよというサイトなんでしょうが、市販されている雑誌をスキャンして勝手に全ページを載せている人がいるので、編み物の雑誌がただで読めてしまうのです。従来の感覚では、違法に思えます。
下の写真は、そこで見つけたイギリスの編み物雑誌(Simply Knitting)からのものです。作品の名前はRen。英文のパターンも載ってましたが、トップダウン編みなので、わざわざ読む必要もありません。胸元のレース模様(英語ではdouble eyelet patternとなってます)が、可愛いのでこれを採用します。夏っぽくするために、首周りはゴム編みではなく、ガーター編みに。半袖にして袖口はアイコードにしてみたいと思います。

模様編み

さて、レース模様は、

1段目:K2、yarn over twice、K2 (表編みを2目、かけ目を2目、表編みを2目)
2段目:K2tog、K1、P1、K2tog (2目1度、表編み、裏編み、2目1度)
となっていました。図で書くと、こうなります。1段目で2目増やして、2段目で2目減らすんですね。2段4目で1組の模様です。

毛糸

糸は、去年ユザワヤで買った綿100%。ゲージは21目28段。綿にしては太めです。

編み始め

まず首周りを54cmとして、114目の作り目をします。115目作り目して最後の1目をもう一方の針に移し、これを2目1度でつないで輪にします。作り目がねじれないように注意してください。作り目を第1周として、2、3、4、5、6周と表編みと裏編みを交互にしてガーター編みします。ゴム編みと違ってガーター編みは、横方向に伸びないので、各周同じ目数だと浮き上がるかもしれないので、周長が増える分目数を増やしておきます。ガーター編みを2cmぐらいするとしたら外周が増える分12目増やします。。表編みの4、6周目でそれぞれ6目づつ、なるべく間隔が均等になるようにばらまいて増し目を入れます。増し目はKFBでやりました。
次の周からヨークの1周目です。ここからマーカーを入れてヨークを編んでいきます。マーカーはラグラン線の位置に入れて全体を4分割します。後ろ身頃に44目、左右のラグラン肩に20目づつ、前身頃に42目としました。マーカーの左右の目をラグラン線の目とします。増し目をKFBでやると下図のようになります。マーカーの右では、1目残してKFB、左では、マーカーをずらしたらすぐにKFBをします。こうすれば、マーカーの左右の目が2目のラグラン線になります。増し目は当面、2、4、6周・・・と1周おきに入れていきます。

前身頃

前身頃は1周目からレース模様を入れていきます。3周目、5周目、と奇数周ごとに、模様編みの基本パターンを下図の様にずらしていきます。左右対象にするとレース模様域が三角形になります。図の赤丸のところが穴になります。

模様編み終了

模様編みの少し先まで(26周目)編んだところです。脇の下まではまだまだです。毛糸が太いせいで、レース穴が大きく線の太いものになってしまいました。もっと細い糸で編むべきでした。Renの糸はよく見たら確かに細いです。糸の色も微妙に変化するものだったようです。玉を見ただけでは気づきませんでした。まあしかし、ここまできたらあとは簡単なのでこのまま進めます。

トルソーに着せてみました。

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