4年目

このブログも4年目に入りました。トップダウン編みに興味を持っていただけるよう、新しい編み方に挑戦したり、なるべくわかりやすい説明の仕方を模索してきました。これからも続けて行きます。

3年間を振り返り、ここで「トップダウン編み」について整理して見ます。

輪針を使い、襟や肩から作り目をして、裾に向かって増し目を入れながら立体的に編んで行く編み方で、以下のような利点があります。
 
・目を増やしながら編むので、寸法を決めながら編んでいけます
・立体的に編んでいくので、編んでいる途中で着てみて寸法を確認できます
・襟口や袖口などの重要な部分が1玉目までで編上がるので、その時点で編み直しても苦になりません
・立体編みなので、編み上がった後で綴じ剥ぎがないフィニッシュフリーです
「トップダウン編み」でどんなものでも編めるかと言われると、そうではありませんが、一部例えば襟の縁や前立てなどを最後に拾い編みすれば、大抵のものは編めてしまいます。編み地の模様が複雑な場合には、増し目をしながら模様を増やしていくのでやや面倒ですが、事前にメモを作るなどすれば何とかなります。
 
何と言ってもこの編み方の醍醐味は、写真でデザインをみて外形寸法を自分で決めれば、編み図が無くても編めてしまうというところです。メモ帳と鉛筆と輪針を準備して、ぜひ挑戦してみて下さい。
 
これから夏の真っただ中ですが、そんな時こそエアコンの効いた部屋で、静かに秋のセーターを編みましょう。
コメント: 0