ボトムアップでプルオーバー(その3)

脇の下から20cmまで編んだところで、目数を数えてみたら、数のようになっていました。ラグラン線の目数は除いています。
あと5cm編み進む予定ですが、胴体部分でゲージを測ると、5cmで14段でした。このまま14段進編むと、前身頃は、首側で-7目、袖側で-2目となり、17-9=8目で4cmとなり、予定通りです。一方袖側は、片側で-7目なので両側で-14目となり、28-14=14目となりゼロになりません。そこでここから袖側の減らし目は各段にして、5cm編んだ時にゼロとなるようにします。つまり袖が終わるようにします。
下の写真は袖が終わったところです。右袖を映しています。定規はメリヤス編みのまくれかえりを押さえるために置いただけです。
写真ではわかりにくいので、図で描くとこのようになっています。青い目はラグラン線の目で、赤い線はマーカーを表しています。袖の目が1目残っています。ここから先はこの目を肩線としてその両側の目を各段減らし目にします。図では、代表で前身頃側の減らし方を青線で表しています。後身頃側も同じように減らし目をします。前身頃が肩線にくっついたら終わりです。
各段で減らし目を入れるとなると、裏編みでも減らし目を編まないといけません。これを下図に整理しておきます。真ん中の青い目は、ラグラン線や肩線です。
前身頃が肩線にくっついて、肩線が完了した状態です。これは右肩です。
全体では下の写真のように出来上がりです。あとは、襟ぐりにゴム編みで縁をつけます。上の写真の赤線の方向に、まず襟ぐりの後身頃をゴム編みにして、引き続き下の写真の黄色い線で示した方向に、襟ぐりを拾い目して、2周目からゴム編みします。拾い目するときは、各段で拾います。
好きな高さまでゴム編みを編んだら、伏せ止めをしますが、ここが伸びないと頭を入れる時にきついので要注意です。どんなに緩めに編んでも普通の伏せ止めでは、あまり伸びません。さりとて、縫い針を使ったゴム編み止めは難しいのでしたくありません。そこで、ネットで探していたら伸びる伏せ止めがありました。ひとつは動画でもうひとつは写真で説明しています。どちらも同じやり方です。動画では、通常の伏せ止めより1.5倍伸びると言ってます。この伏せ止めを見つけてかなり喜んでいる様子です。早速くやってみます。

下の写真が、完成したところです。襟ぐりの縁は、動画でも言ってましたが、伏せ止めしたところがやや長くなるので、スッキリした感じにはなりませんでした。V字の底は、各段で減らし目を入れたのですが、まだ足りずにモコモコしています。着ると引っ張られてそんなに目立たなくはなります。

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