ボトムアップでプルオーバー(その2)

年を越して編んでいるのですが、ちっとも進みません。進まない理由は、先にタートルベストをやったからというのももありますが、ブリオッシュ編みがなかなか進まないこととにもよります。また、ボトムアップだと、気を付けて編む脇の下から首までを編むまでに、まず単調な胴体と袖をほとんど編まないといけないので、この間モチベーションが上がらないということもあります。
このままだと出来上がる頃には春になって季節外れになってしまいそうなので、モコモコしたブリオッシュはやめてメリヤス編みに変えて編みなおしました。さすがに輪編みのメリヤス編みは早くあっという間にほどいた糸のところまで編めました。しかも、メリヤス編みだと同じ糸の長さでブリオッシュ編みの1.5倍は編める感じです。下はほどいたところまで編んだ写真です。
デザインも半袖に変えようと思います。寸法も変えます。作り目はメリヤス編みなので180目にしました。半袖なのであまりゆるくしないほうがいいかと思ったからです。胴部の幅の出来上がりを測ってみると、45cmでした。胸囲90cmということです。細身の男子用ですね。
胴体の高さが、ゴム編み5cm+メリヤス編み38cmになったところで、胴体を編むのを止めて、別の玉の糸で袖を編みます。半袖なので、ゴム編みを3cmだけ編みました。袖は、編んだら別糸で休めておきます。
次に、胴体の編み始めの位置から8目を、袖の8目と2目1度で編みつけます。まず、右針に袖の目(別糸の目)を広い、次に胴体の目を滑らせます。これを8回繰り返して右針に溜まった16目を左針に移します。下の写真のようになります。これを2目1度で編み進んで8目にします。
そのままメリヤスで編み進んで、もう片側の袖の位置(180度の位置)に来たら同じようにして袖を8目編みつけます。また編み進んで袖の位置に来たら、前周で2目1度にした8目を伏せ目にします。もう片側の袖も同じように伏せ目にします。
次の周で、袖の伏せ目まで編み進んだら(下の写真の左)、左針を袖の休めていた目に通して(下の写真の右)から編み始めます。
図で表すと下図のようになります。
次の週からは、マーカーを入れて、減らし目をしていきます。具体的には、袖の付いているところを挟んだ2目をラグラン線とし、その両側にマーカーを入れます。
ここで減らし目の入れ方を考えておきます。首や肩の部分の寸法も変えて、減らし目は下図のように決めました。問題は、袖の周がなくなるのと高さ25cmに達するのとの時期が合うかどうかです。減らし目はラグラン線の隣でやります。ラグラン線の右側では、右上2目1度(SSK)、左側では、左上2目1度(K2tog)とします。
最初のうちは、輪が3つあるようで編みにくいですが、脇の下から離れるに従って、輪が1つになり編みやすくなってきます。脇の下から5cm編んだら、下の写真のように、前身頃の目数を数えて中央に印を入れ、そこまで編んだらターンし、以降は、Vネック部の減らし目を入れながら、表と裏で編みます。減らし目は、端の目の1目内側で入れます。
途中で、脇の下から25cm程度編んだ時にどうなるか予想してみました。Vネックが細すぎる感じです。下図の赤線のようにしないと首が入らなくなりそうです。減らし目を4段毎から2段毎に変更します。
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