超簡単!トップダウンでメンズベスト(その1)

トップダウンで簡単に編める春用メンズベストを編んでみたいと思います。襟ぐりや袖ぐりにゴム編みやガーター編みなどの縁を付けると冬っぽくなるので、縁なしにします。縁なしだとメリヤス編みでは端がまくれるので、鹿の子編みにします。編み方は一番簡単な、後ろ襟ぐりを作り目にしてスタートするやり方にします。なので後ろ襟ぐりは下げられません。そのため、襟ぐりは大きめにとります。サイズは下図のようにまずは後ろ襟ぐり長さ、肩長さ、袖ぐり寸法と全幅を決めます。サイズを小さくすれば女性用のタンクトップにもなります。
毛糸はシェリーのカシミヤウールの白色。ウール90%カシミヤ10%です。春用なのでコットンがいいのですが良い色がありませんでした。標準ゲージは6号針で19目29段/10cmです。このゲージで目数と段数を計算します。上図で、丸内の数値が目数で四角内の数値が段数です。次に増し目の頻度を決めます。肩は各段、袖ぐりはしばらく増し目無し、Vラインは3段ごととします。そう決めるとVネックの底は63段編んだところになり22cmの深さになります。袖ぐりの脇の下近傍はしばらく編んで実寸がわかった頃に全幅が希望の寸法になるように調整しながら決めていきます。

まずは、6号の輪針に、後ろ襟ぐりの分42目+4目で46目の作り目をします。+4目は、肩線の目を左右で1目づつ、前身頃の目を左右で1目づつ追加するためです。そして1段目から肩線の目の両側に増し目を入れながら、まずは肩線が8cmになるまで編んでいきます。8cmは16目ですから16段編んでいくことになります。下図に左肩線の周りの編み方を6段目まで示します。白丸は通常の目、黒丸は増し目です。前身頃の襟ぐりの増し目は図のように3段に1度端の目の内側に入れていきます。肩線の目の両側には、マーカーを入れておくとわかりやすいです。増し目は、表目の左側に増し目するときはKFB、裏目の左側に増し目するときはPFBにします。これが一番やりやすいからです。ただし肩線の目の左側に増し目をする時は、マーカーを一度外して入れ直さないといけません。

編み地は鹿の子編みですが、下図のように2列づつ同じ1目鹿の子編みにします。表を編むときは、1段前の目と反対の目を編み、裏を編むときは1段前の目と同じ目を編むと覚えてください。
肩線の目の両側にマーカーを入れながら増し目も入れて1段目を編んだところです。
肩線の両側に各段増し目を入れながら、また3段おきに端の目の内側に増し目を入れながら、6段目まで編んだところです。肩線の目と端の目は表目になるよう気を付けて編んでください。後ろ襟ぐりで長さを測ったら希望通りなので、ゲージも違っていないようです。
16段目まで編みました。肩線の長さは大体8cmぐらいなので、これで良しとしますが、もう1段編んでから肩線を終了します。袖ぐりを開いた時に肩線が短くなるからです。
もう1段編んだところです。
次の段(18段目)からは、袖ぐり部(肩線部)から開いて3ブロックで編んでいきます。つまり毛糸玉を2個追加します。袖ぐり部を開く時に肩線だった目は後ろ身頃へ入れました。下の写真は18段目を編んだところです。
以降、前身頃の襟ぐり部(Vネック部)だけに3段に1度の増し目を入れながら編んでいきます。下の写真は42段まで編んだところです。
編み方が難しいわけではないのですが、今どの段を編んでいるかを認識しておかないと、編み間違えてしまうので、私はノートの端に下の写真のようにメモを書いておいて1段編むごとにチェックしています。
左側の欄は、表側から編む段で、右は裏側から編む段を表しています。丸印は前身頃の襟ぐり側(=Vネック部)に増し目を入れる段を表しています。表側から編んでいる段では、端の目は表目、鹿の子は前の段と反対の目(裏目なら表目、表目なら裏目)。裏側から編んでいる段では、端の目は裏目、鹿の子は前の段と同じ目(裏目なら裏目、表目なら表目)と気をつけます。

さらに1本の輪針に3ブロック乗っているので、手を休める時は必ず一番端(前身頃の襟ぐり側=Vネック部)の目まで編んでしまいます。前後身頃の間(=袖ぐりのところ)で休むと、次に編み始める時にどっち方向へ編むのか全くわからなくなってしまうので注意してください。
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