BRIOストライプキャップ


ブリオッシュ編みは単色では面白くない。と海外の紹介サイトに書いてあったので、赤と白で帽子を編んでみました。2色のブリオッシュ編みでは、表も裏も1目ゴム編みのような模様で、裏表で色が反転します。今回は、毛糸が同じ銘柄ではなく白の方がやや細いので、赤が弱く出るよう、白の表編みが出る方を表にしました。

裏はこんな感じです。


作り目

毛糸玉に付いてる帯を読んだら、ゲージはだいたい20目/10cmぐらい。今回は帽子の縁を46cmにしたいので92目になります。ブリオッシュ編みは偶数じゃないといけません。さらに輪状に編む時に、作り目の両端をしっかりくっつけるために、1目足して93目で作り目をします。縁がきつくならないように針を2本重ねて、指でかける作り目をします。

輪の確立

作り目が出来たら、いきなりブリオッシュ編みで輪状にするのはややこしいので、1段目(1輪目)はメリヤス編み、2段目(2輪目)は裏メリヤス編みして、まずはこの2段でしっかりと輪編みを確実にします。表編みを2段でもかまいませんが、縁がまくれるのを防ぐ為、ガーター編みにしました。

最初の1段目の編み始め第1目は、最後の作り目を左針に移して、これと最初の作り目とを二目一度で編みます。これでしっかりした輪になります。このために作り目を1目増やしておいたのです。さらに私は、最初の4目は、最初の作り目の下にぶら下がっているあまり糸も一緒に編みこんでしまいます。後で糸の処理が不要になります。

ブリオッシュ編み

さて3段目からブリオッシュ編みに入ります。1、2段は白糸で編んできました。3段目はブリオッシュの準備段で、赤糸を使います。


最初の1目は裏編をする様に右針を入れて滑らせます。次に赤糸をつけて、手前から向こうにかけ目をします。そして次の目は赤糸で裏編みします。この繰り返しです。滑り目とかけ目で1目とみなして下さい。作り目は偶数目数にしたので、最後は赤糸の裏編みで終わります。赤糸を手前に垂らしておいて下さい。

次の段は白糸を拾い、まず第1目は、白の滑り目と赤のかけ目を1目とみなして一緒に表編みします。第2目は、赤の目に裏編をする様に右針を入れて滑らせます。そして白糸でこちらから向こうにかけ目をします。この繰り返しです。最後は白糸でかけ目をした状態です。これを覚えておいて下さい。白糸は手前に垂らしておいて下さい。

次の段は赤糸で、まず第1目は、白の目に裏編をするように右針を入れて滑らせます。そして赤糸でこちらから向こうにかけ目をします。第2目は、赤の滑り目と白のかけ目を1目とみなして一緒に裏編みします。この繰り返しです。偶数目数なので、最後の目は赤の滑り目に白のかけ目がかかっている状態を確認して一緒に裏編みしてください。赤糸は手前に垂らしておいて下さい。

このように白糸目を白糸で表編みで編みこんでいく(このとき赤糸目は滑らす)段と、赤糸目を赤糸でを裏編みで編み込んでいく(このとき白糸目は滑らす)段を、ペア段として繰り返します。
英語が得意な方はこのサイトを参照下さい。

減らし目

帽子なので、適当に減らし目を入れていきますが、今回は、左に傾く減らし目を使いました。編み方は、いわゆる「右上3目一度」です。白糸で編んでいる段でやりますが、下図のように、第1の目は「白糸目と赤糸のかけ目」、第2の目は「赤糸目」、第3の目は「白糸目と赤糸のかけ目」でやってく下さい。図中青色が白糸。第1目を滑らせて、第2目と第3目を二目一度し、それに、滑らせておいた第1目をかぶせる、ということです。
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