襟の縁編みからキッズセーター(その1)

前作と同じショートロウ(引返し編み)を使った編み方で子供用プルオーバーを編みます。今回はサドルショルダーではなく普通のセットインスリーブにします。

まずは首回りの寸法を決めます。下図のように40cmとしました。 4〜5歳だと頭の周りは53cm前後らしいですがゴム編みの縁で40cmにしておけばそのぐらいは開くと思います。
毛糸はハマナカ ホームメイドピュアウール並太で、6号針で編むとゲージは20目24段/10cmです。1玉40g95mです。
6号の輪針で80目作り目して、2目ゴム編み4段を輪に編みます。4段目を編みながら肩線の目を片側2目としてその両側にマーカーを入れます。下図の黄色です。前後身頃の目数は同数にします。
次に、引き返し編みの位置にマーカー(上図では段マーカー)を入れます。これは襟ぐりのカーブから下図のように決めました。襟周80目の1/4は20目で、この内1目は肩線の目なので、残りの5目は各段引返し編み、8目は1段おきに引返し編み、6目は引返し編みなしとしました。
子供用なので肩線の長さは短目に3cmとします。肩線は目が詰まるのでゲージからの計算よりも多く10段とします。また、身頃はメリヤス編み、袖は鹿の子編みにします。
次に増し目のピッチを決めます。下図のように、肩線の両側は各段増し目、袖は2段に1度、身頃はとりあえず10段に1度としておきます。

そして編み始めますが、引返し編みなので下図のように、まず片肩側だけを編んでいきます。下図の引返しの数はデタラメで、順番のイメージだけ表しています。肩線の手前で増し目を入れるのを忘れないようにして下さい。

下の写真は、17段(ゴム編み段除く)まで編んで片側が終わったところです。

引返し編みはラップ&ターンだけでやり最後の「段消し」はしませんでした。増し目はKFB(PFB)でやりました。

反対側も編み終えたところです。ここからは通常の輪編みです。
28段まで編んだところです。寸法を測ってみると、袖周は20目で10cm、袖の深さは6.5cm、胴周は半分で31cmでした。
欲しい寸法としては下図のように、袖周で20cm以上、袖の深さで13cm以上、胴周で33センチ程度です。
まず、袖の深さは18段で6.5cm。であと6.5cm(=13-6.5)必要なので18段。18段編むと袖の増し目は+18目となり袖周は38目で19cmとなる。そこで、以降、袖の見頃側の増し目はせずに、脇の下で胴周を2cm増やすことにすると、胴周は半分で33cmとなり、袖周は21cmとなる。
下の写真は36段まで編んだところ。ここまでで1玉(95m)とチョットでした。

次の段で袖の目を別糸で休めて身頃をつなぐ時に針にかぎ針で4目作り目をしてつなぎます。

脇の下を繋いだらさらに少し胴体を編み、

さらに模様編みを入れてみました。まだ途中です。

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