トップダウンでタンクトップII(その1)

まだ5月なのに、今年はもう暑くなってきました。

しばらくぶりに針を持ってサマーニットを編んでみたいと思います。

デザインは私の大好きなイギリスのキムさんの作品からタンクトップを選んでみました。
これを「肩から編むトップダウン」で編んでみたいと思います。

編み方は下図のように編んでいきます。

 

最初は、両肩をマジックキャストオンで作り目をして4本の糸で編んでいきます。
襟ぐりが終わったら繋いで前後身頃の2パーツで編み、脇の下が繋がったら輪で編んでいきます。
編み地はなんと呼ぶのかわかりませんが、写真を見る限り、ガーター編みの表編みの部分がドロップステッチで目が縦長になっているような感じがします。

今回の編み方では、脇の下までは引き返して裏表編みなので、

そこまでは

1段目(表面)は(表編み、かけ目)の繰り返し
2段目(裏面)は(表編み、かけ目外し=ドロップ)の繰り返し
以下この繰り返しで編んでいきます。
糸は手元にあったユザワヤのワールドフェスタ「シルキーコットン」、綿50%アクリル40%、シルク10%です。5~7号針と書いてあるので5号針で編むことにします。

では、マジックキャストオンから始めましょう。この動画を参考にします。

 

動画をみて、8目づつ2セット作りました。玉は2つ使います。
説明のため、写真のように作り目に名前を付けておきます。

上の写真の上側の針を左に引き抜いて、下の針の目Dを編んでいきます。

 

この時、Dの最初の目は針に引っかかっているだけなので注意して編み始めてください。

また1段目なので(表編み、かけ目)で編んでいきます。写真のように、編んだら「かけ目」を忘れずに。
Dを編み終えたら続けてBを編みます。
Dの糸でBを編まないように気をつけてください。BはBの糸で編みます。
次に、BDの針を左に抜き、ACのコードを右に引いてACの目に針を戻し、新しい糸を付けてAを編みます。
続けて、新しい糸を付けてCを編みます。
これで1段目が編み終わりました。その状態が下の写真です。玉は4つになりました。

2段目は針はこのままで、CABDと戻っていきます。

これは裏面を編むことになるので、(表編み、かけ目外し=ドロップステッチ)と編んでいきます。
ドロップステッチについては動画を参考にして意味を理解してください。
動画では2回巻いてから編んでいますが、今回は1回巻き(かけ目)にしました。2回だと目が長くなりすぎるからです。
動画のように次の段ではかけ目を外します。
CとAを編み終わったところが下の写真です。
ここからACの針を左に抜いて、BDのコードを右に引っ張って針をBDの目に入れて、BDを編んでいきます。
これをマジックループといいいます。
2段目(裏面)を編み終わったところが下の写真です。

さらに3段目(表面)、4段目(裏面)まで編んだところが下の写真です。表(おもて)面が見えています。

肩幅は8目で4cmでした。細い幅がお好みなら6目でも良いと思います。
次からは、増し目で襟ぐりを形作っていきます。
前襟ぐりと後ろ襟ぐりの形は変えるので、DBを前身頃、ACを後ろ身頃と決めます。
Dの最後の目とBの最初の目が前襟ぐりに、 Aの最後の目とCの最初の目が後ろ襟ぐりに、なるのでこれらの目の内側に増し目を入れていきます。
とりあえず増し目のピッチは下図のように決めておきます。1/6とは6段毎に1目増し目という意味です。
どの段から増し目のピッチを変えるかは編みながら決めていきたいと思います。
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