波模様のカーディガン(その2)

68段編んだところで、襟ぐりの縁を先に編みました。襟ぐりが波打っているので寸法が図りにくかったからです。縁は濃い色でガーター編みにしました。

ゴム編みでなくガーター編みなので、横方向へはあまり伸びませんから、縁が立ってしまわないように、適当に2目1度を入れて内側になるほど周の長さを短くしました。下図の青色の位置に2目1度を入れました。特にコーナー部に配置しました。

さらに編み進んで、76段まで編んだところで寸法を測ったら、下の写真のように、肩からの深さが22cm,後身頃の幅が42cm,袖の幅が32cmでした。深さと袖は予定の寸法に達しましたが、身頃の幅が4cm足りません。この分は脇の下で作り目をして足すことにします。片側の脇の下で4cm足すことになるので8目作り目をすることになります。

ここで、模様合わせを考慮します。下図の黒字は、模様編みが12目に達していない端数の目を表しています。ラグラン線の両側にこのような端数の目が存在します。赤字はラグラン線の目です。

まず、袖は片側で、7+7+1+1=16、それに脇の下で増やす分を加えると 16+8=24となりちょうど12目の倍数になります。一方身頃は片側で、4+8+1+1=14、それに脇の下で増やす分を加えると 14+8=22となります。12×2よりも2不足です。
そこで、脇の下で増やす分を10目にします。そうすれば身頃の模様はちょうどよくなります。袖は身頃の目を拾うときに8目拾うようにします。胴周で2cm予定より増えますが、今回は大きめに作っているのでよしとします。
下の写真は、脇の下で10目作り目をして前後身頃をつなぎ、袖の目を別糸に休めたところです。
脇の下から16段編んだところです。波模様のせいで横方向に縮みがちです。出来上がったらスチームをかけて引っ張って寸法を合わせることにします。あとは好きな長さになるまで胴体を編み進めるだけです。
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