コットンCapSleeveCardi(その1)


デザイン

SpringLaceは、やっと編み終わりましたがボタン付けがまだ。SimpleTeeは、両袖がまだ。な状態ですが、次の作品に挑戦します。

今回も、参考にするのは Kim Hergreaves のデザイン。 Ravelryに載っているので、写真以外にも色々な情報がわかります。毛糸は、綿糸で太さはsport(細めの合太)。ゲージは、3.25mmの針で23目32段。編み方は、下から平らに編んで縫い合わせ。さらにいいことに、project欄に23人もの投稿画像が載ってます。かなりの人気です。おかげで写真もたくさん見れて大いに参考になります。

例えばこの写真。これで形がわかります。使っているのはメリヤス編みとガーター編みとアイレット(穴)だけのようです。袖と裾が同じアイレット模様にしてあります。袖は別に作っておいて、後で縫い付けないとこのようには配置できません。袖口から目を拾って袖を編むのなら、縦にアイレットが続くような模様にしないといけません。

編む手順

本体を編んだ後、襟と袖を拾い目して編みつけることにします。本体はボトムアップで編んで肩線を剥いでもいいんですが、トップダウンで編んでみましょう。その場合には、後ろ身頃の襟になるところを作り目にして、セットインスリーブを編む方法で編み始めます。つまり肩線の両サイドで増し目を入れながら、前身頃の襟口は、増し目を入れるピッチを変えていくことで形作っていきます。肩線が終わったら、袖を編まずに、毛糸玉を2つ増やして3つにし、1本の輪針で、右前身頃と左前身頃と後見頃を別々の糸で編みます。袖口側は、増し目はしばらくやめて袖口を立たせます。前身頃の襟口側は、左右の前たてが重なるところまで行ったら、以降増し目をやめて前たてが垂直にします。袖口の2/3ぐらいまで編めたら、前後見頃の袖口側に増し目を入れて、脇の下までカーブをつけます。脇の下まで編めたら、毛糸玉を1つにして前後身頃を合わせ、胴体にウェストシェイプを入れながら裾まで編んで本体の完成です。

アイレット模様

アイレット(穴)模様は、前後段をガーター編みで挟んでいます。問題は、袖をどうするかです。袖口を拾って編みたいので、縦にこのような模様になる編み方を探します。下の写真の下から2段目は、4段ごとに穴を開けたもの。立体感がでません。そこで、下から3段目は、SpringLaceと同じ模様にしてみました。立体感は出ますが、穴が多い感じがします。で最上段は、畝目に1目プラスしたもの。立体感と穴のバランスがいいので、これにします。

毛糸

毛糸は、ハマナカのウォッシャブルコットン Sea Queen です。ユザワヤで安売りしてました。綿50%アクリル50%、6号針で、22目・33段/10cmとの事。

上部寸法

写真からみた特徴として、首周りはすっきりと襟ぐりは縦に大き目、上部のボタンを外して着るとしてバストは小さめ、としました。

編み始めから肩線まで

まずは、指でかける作り目で、後襟の24cm分54目と左右の前身頃の分2目を合わせて、56目作ります。次の段からはマーカーを入れ、かつ肩線の目の両側に増し目を入れていきます。増し目は一番簡単なKFB(裏はPFB)にします。この増し目は、編んだ目の左側に1目増やすので、下図のように、左側のマーカーは増し目をした後でずらさないといけません。
肩線が終わるまで編んだところが下の写真です。

袖口上端から脇の下まで

ここから、左前身頃を編み、新しい糸をつけて後身頃を編み、さらに新しい糸をつけて右前身頃を編んでいきます。毛糸玉が3つになります。この状態で、袖口側は増し目なし、前身頃の襟口側は7cmは増し目なし、その後増し目を入れてカーブをつけます。この状態が下の写真です。
写真では、丸まってしまってよくわからないので図で表します。緑の線が肩線まで編んだところ。赤い線が現時点です。前身頃の襟口側はカーブ(増し目を6、5、4、3、3、2、2、1、1、1、1、1、1段ごと)がほぼ終了しているので、そろそろ作り目にして水平にする頃です。袖口側(前身頃も後身頃も)は、ここから脇の下に向けてカーブ(増し目を4、4、3、3、2、2、1、1段ごと)をつけてきます。
前身頃の襟口を水平にするには、作り目を足します。足す目数は、後身頃と同じ目数になるようにさらに前立てが中心より出っ張る分を加えます。今回の場合だと、後身頃が78目なのでその半分で39目、一左前身頃は31目なので、8目不足さらに前立ての6目の半分の3目を足して11目作り目で足す事になります。その状態が下の写真です。これから折り返しで編んでいくときに最初の6目は前立てになるのでガーター編みにします。
次の写真が右前身頃の最後のところ。ここも11目作り目して増やします。次に裏返して折り返すときに最初の6目はガーター編みです。この右前身頃の前立てには、ボタン穴を忘れずに。
脇の下でつないで1枚にした後、10段(3cmぐらい)編んだところが下の写真です。袖口が内側にまくれ込んでいますが全体としてはこんな感じです。襟ぐりがチョット開きすぎたかもしれません。縁をつけたらどうなるかですね。
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