アランプルオーバーMINICAB(その2)


出来上がり

途中で他のものを編んでいたので、やっと出来上がりました。編みあがった状態が下の写真です。

脇の下の穴を塞いで、端の糸を処理して、アイロンで蒸気ブロッキングして完成です。

ブロッキングは肩が下がっているのを直しただけです。

出来上がり寸法は、平面で測って、首15cm、胴29cm、丈30cm、袖肩から25cm、脇の下の深さ15cm、袖幅脇の下で8cm、袖幅先端で6cm、でした。縄編みなので着たらもっと伸びる感じです。

ゴム編みの止め方

トップダウンで編むと、裾や襟口を伏せ止めすることになりますが、ゴム編みの場合が多いので問題です。伸縮性のある止め方にするには、教科書に載っているとじ針を使ったゴム編み止めにしないといけませんが、難しくて私にはできません。第一、綴じや剥ぎが嫌だからトップダウンで継ぎ目なしに編んでいるのですから。


そこで、オススメは、エリザベスチンマーマンの縫い編み止めです。「縫い」なので、これもとじ針を使いますが、全く簡単で、そこそこの伸縮性がでます。

まず、2目一緒に、裏編みをするように針を入れます。

この2目に糸を通したら、次に、右側の目に、表編みをするように針を入れます。

最後に、この糸を通した右の1目を編棒から落とします。

これを繰り返すだけです。

わかりにくい方は動画を見てください。
 
この方法だと、ちょうど指でかける作り目をして編み始めるのと似たような伸縮性(見た目は作り目より悪いですが)になります。つまりボトムアップで編み始めるのと同じことです。とじ針を使うので、あらかじめある長さで毛糸を切らないといけませんが、指でかける作り目と同じように、3倍必要です。
簡単とは言え、裾まわりなどは、3倍の長さの糸を引っ張り回すのは嫌なので、今回は、ゴム編みの伏せ止めにしました。表目は表編みして裏目は裏編みをして、右の目をかぶせる普通のやり方です。やや伸縮性がそこなわれますが、圧倒的に簡単です。袖口は、伸縮性が欲しいのでエリザベスにしました。
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